「網点(あみてん)」とはフルカラー印刷でCMYKの濃度=カラーの再現や
モノクロ印刷で写真・グラデーションの再現に使うスクリーン(網)の点のことです。
この網点が濃度5%なら1線あたりの太さの5/100、
50%なら1線あたりの太さの50/100(太さの半分を直交させることにより、
市松状になる。これをスクエアスクリーンという)
100%なら1線あたりの太さの100/100で“ベタ”となります。
網という名前の通り縦と横の網状になったスクリーンを重ねて印刷することにより、
(CMYKの4枚)カラーを再現します。
当然のことながら、モノクロ印刷ではスクリーンは1枚しかありません。
スクリーン線数(網の細かさ)には一般的に65・85線(新聞印刷)~
175線、(最近は240線~300線などもあるが一般的にはあまり使わない)。
製版工程が手動による印刷では133線が最も多いが、
現在手動による製版作業というのはあまりありません。