のし餅などを切り分けるのはなかなか力のいる仕事です。
もちの粘りが包丁の刃に付いて、
スムーズに切ることが出来ないためです。
これを解決する昔ながらの知恵が、
‶餅は大根を切りながら切れ″ということです。
大根のヘタでもなんでも捨てる部分で良いので、
切り口で包丁の刃をぬぐいながら、餅を押し切りします。
こうすると包丁に大根の水分が適当につくので、
包丁の通りが良くなります。
大根はでんぷんを麦芽糖に変える
アミラーゼを含んでいますから、
餅の表面の粘りが少なくなり、包丁がスムーズに通るのです。
また包丁は引かずに押し切りします。