ぬか床を良い状態に保つのは、手入れしかありません。
毎日かきまわして空気に触れさせないと、すぐに酸っぱくなってしまいます。
空気に触れることにより、酵母菌の働きが強まり、酸っぱさを抑えるのです。
それでも万一酸っぱくなってしまったときは、
卵の殻をガーゼに包んで浸けるか、レモンや夏ミカンのかんきつ類の皮を
浸けると効果があります。
酸味と臭みが消えて、元のおいしいぬか床になります。
この時浸けた皮は、2~3日で取りだしたほうがよいでしょう。
ぬか床のにおいがどうしても気になるときは、
ぬか床に塩を補充するときに塩の分量を減らし、
その分醤油を使います。ぬかみそ臭さが和らぎます。