早春、ちょっとした山歩きをするとわらびが
頭をもたげている姿を発見します。
これを摘んで持ち帰れば、おひたしや山菜御飯に…
と考えますが、山菜の中でもわらびは特にあくが強く、
そのままではとても食べられたものじゃありません。
わらびのアクは、重曹で取れます。
水5カップに対し重曹小さじ一杯の割合でアク抜き液を沸かし、
容器に入れたわらびに煮立ったままかけます。
そのまま一晩おき、翌日よく水洗いしてから、
もう一度同じ割合のアク抜き液で茹でます。
その際にはわらびがばらけてしまわぬよう、
10本ぐらいずつ糸の結んでおき、
浮き上がってこないよう落し蓋をして3分茹でます。
茹で上がったらすぐ冷水にさらしておくと、
色がさえてあくも抜けています。