おいしいミネラルウォーターを自宅で作る方法



水の味が話題にされるようになってから随分と経ちます。
水道水よりはるかに高いミネラルウォーターを購入することも
今では普通のこととなってしまいました。

さて、それほどまでに水の味に気を使うのならば、どんな水がおいしいのか?
ということも考えてみてよいと言えるでしょう。

おいしい水の条件とは、第一にカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が含まれること。
酸素または炭酸ガスの含有量が多いこと。
などと言われています。

水道水が「まずい」といわれる理由は上記の問題もさることながら、
残留塩素の濃度にあります。
水道水の塩素は、水道管の中に溜まっている水が腐ってしまわない為に添加されているのですが、
これが空気に触れないうちに蛇口まで届くことがまずい原因です。

これを改善してミネラルウォーターのようにおいしい水にする方法があるのです。
私(管理人)の使っている方法を公開しますと、
①水道水をまず沸騰させます。
②沸騰したらしばらくそのまま沸騰させておきます。
これで大体は塩素が抜けてしまって、そのまま荒熱を取ったら冷蔵庫で
10°程度まで冷やしますとおいしい水になります。

ただこれだけでは「おいしい水」ではあってもミネラルウォーターよりは「格下」です。
そこで管理人は最初の沸騰させる段階で、
やかんに食品と一緒に入れても問題ない「石」を入れています。

これは管理人が用意した時点では「太陽石」として少しだけメディアで取り上げられた石ですが、
多分現在はスーパー等では売っていません。(Amazon等にはある)
そこで代替案として河原で拾ってきた石でもよいので、
やかんに入る範囲で出来るだけ大きい石を、金網でガスにかけて焼きます。

焼いたら自然に熱がとれるまで放置し、それをやかんに入れて①と②を行います。

こうすると残留塩素がなくしかもミネラルも豊富な「おいしい水」となるわけです。

ただこうして作った「疑似ミネラルウォーター」は含有酸素量がほとんどないので、
すぐに飲んでもおいしくありません。
そのため、荒熱を取ってから冷蔵庫で10℃まで冷やしているのです。
ご存じの通り、水に含有できる酸素量は水温に反比例しますから、
冷ませば酸素が入れるようになる。しかも冷ます間の時間が酸素が溶けこめる為の時間となるわけです。

これで完璧においしい水!?だったらいいのですが、実はまだ先があります。

夏場などは塩素が入っているにもかかわらず「金魚臭い」水が出てくることがあります。
これは水道局のろ過や塩素による消毒だけでは取りきれなかった
「有機物」や「においの元(基本は有機物と思われますが)」が原因です。
これはどうやったらとれるかといえば、炭です。
料理用の炭とか、脱臭剤(例:キムコ)などにも使われているとおり、
炭は強力な脱臭および不純物の吸着作用があるのです。

これを最初のやかんの中に入れておけばよいのです。
ですから今までのものを全部総合すれば、
①やかんに石と炭を入れて水道水を沸騰させる
②沸騰したら少し弱火にして、数分沸騰を続ける
③火を止めて荒熱がとれるまで放置
④さめた水を冷蔵庫で10°にする。

以上で自家製ミネラル・おいしい・ウォーターができるのです。
文章でみるとかなりめんどうくさそうですが、そうでもありません。
手間と最初にいろいろ用意することを考えても、
市販のミネラルウォーターを常用するよりずっと安上がりでおいしい水を使えます。

※最後に一つ注意点:
この水で炊いたご飯は非常においしく炊けますが、塩素が入った水で炊いたご飯より早く痛みます。
ご想像の通り、塩素の殺菌作用がないからです。
ですので、おいしい水で炊いたおいしいご飯は残らないように気を付けるべきです。

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